よく考えず猫にサプリをあげるのは危険です!

猫の健康を考え、サプリをあげている人は少なくないようです。

実際、Amazonや楽天などでは猫用のサプリが多数販売されています。

ただし、安易にサプリをあげるのはNG。

猫の主食である総合栄養食のキャットフードは、それと水さえ与えれば猫が健康を維持できるように栄養設計されています。

つまり「完全栄養食」と言えるのです。

だから病気など特別な事情がない限り、特定の栄養素が不足することはありません。

栄養素は必要以上に摂取しても意味がないですし、過剰に摂取しすぎると健康を損なうおそれもあります。

たとえば「ビタミン」。健康に良いイメージがありますが、過剰摂取するとビタミンAなら骨の奇形や肝臓・腎臓の機能低下、ビタミンDなら高カルシウム血症の原因となります。

「ミネラル」も過剰摂取による弊害があります。たとえばカルシウムを過剰摂取すると突然仮眠してしまうほか、リンの吸収率や利用効率が低下すことも(ミネラルの相互作用)。

「ビタミン配合」

「タウリン配合」

「リジン配合」

このような猫用サプリやおやつは多数ありますが、

「猫が健康で、主食を総合栄養食のキャットフードにしている」なら与えても意味がありません。

与えて意味があるのは、病気で特定の栄養素を多く摂取する必要がある猫や老齢でフードを十分に食べられない猫です。

ただし、これらは自己判断するのではなく、獣医師に相談して必要なサプリや量を決めるべきです。

個人的に与えることを検討してもいいのは「腸内環境を整える効果が期待できるサプリ」です。

たとえば乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌は、腸の健康維持に貢献します。これらはアミノ酸(タウリンやリジンなど)、ビタミン、ミネラルと異なり、必須栄養素ではないので、総合栄養食に含まれていないこともあります。

こうした菌は体内に留まらないので、過剰摂取によるリスクが低いです(サプリを与えて便の状態が悪くなったら与えるのをやめましょう)。とくに、猫のウンチがとても臭い、軟便が多い、といった場合は試してみる価値があるでしょう。

まとめると

・猫が健康で主食が総合栄養食なら必須栄養素を配合したサプリを与える必要はない

・猫に特定の症状が見られる場合、サプリを与えるかどうかは獣医師に相談

・必須栄養素ではない善玉菌を配合したサプリはあげてみる価値あり

となります。

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この記事を書いた人

ペット栄養管理士、ペット用品取扱士、愛玩動物飼養管理士、ペット共生住宅管理士、ペットフード販売士、ペット災害危機管理士、ペットセーバー

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